多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)による不妊鍼灸治療 | 福岡市天神の美容鍼灸院
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)による不妊鍼灸治療
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多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)による不妊鍼灸治療

不妊治療を行っている方で、この多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)によって妊娠しづらい方がいらっしゃいます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)とは

排卵障害の一つです。

卵巣で男性ホルモンが多く出てしまうために、卵胞の成熟に時間がかかってなかなか排卵しない疾患です。

自覚症状としては、(1)月経周期が35日以上(2)月経が不規則になる(3)にきびが多い(4)多毛(5)肥満などがあります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)では、超音波で卵巣をみると10mm位の同じような大きさの卵胞がたくさんできて卵巣の外側に1列に並び、それ以上なかなか大きくならないことが特徴で、アクセサリーのネックレスのようなのでネックレスサインと呼ばれます。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の治療

妊娠を希望しているかどうかで治療法が変わってきます。

妊娠を希望されない場合は、定期的に月経を起こす治療が必要です。

排卵がスムーズに行われず月経周期が乱れ、子宮内膜が剥がれないことによる子宮内膜増殖症や子宮体がんのリスクを減らすために、ホルモン剤を用いて月経を定期的に起こします。

妊娠を希望する場合は排卵誘発剤を使用する薬物療法が第1に行われます。

しかし内服薬のみでは排卵を促すことができないケースもあり、そのような場合には排卵誘発剤の注射を行います。ただし、排卵誘発剤の注射は卵巣に過剰刺激を与えてしまう可能性もあり、卵巣が腫れてお腹に水がたまる卵巣過剰刺激症候群を引き起こす場合があるため注意が必要です。

また卵巣を包む膜が厚くなりすぎている場合は薬物療法を行っても排卵が起こりにくいため、手術で卵巣の膜に穴を開ける治療が行われることがあります。排卵誘発剤の内服、注射剤で自然妊娠が難しい場合は体外受精にステップアップする場合もあります。

東洋医学からみた多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因

東洋医学的では、婦人科系疾患で重要視される臓腑が「脾」です。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の原因の一つに、脾の機能低下が考えられます。

多嚢胞性卵巣症候群では、複数の卵胞がたくさんできるわりに、十分な成長ができないため、排卵まで至ることができません。卵胞の質や排卵と深い関わりがあるとされています。そのため、虚弱体質などで卵胞の成長が悪く、排卵を促す力が弱くなり生理周期が乱れる原因となるのです。また、卵巣の周りに血(けつ)の滞りである“瘀血(おけつ)”や、ネバネバした老廃物となる“痰湿(たんしつ)”がつき、卵巣の膜が硬くなるため排卵しにくくなります。そのため、“脾”の機能を高めることでこのような症状の体質改善を図ります。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)に使うツボ

多嚢胞性卵巣症候群の症状を改善するために、「太白」というツボを使います。

これは、足の親指の内側にあるツボです。

このツボは、太陰脾経の原穴というものでおなかまでつながっているので、ここを治療することでおなかの中まで刺激されます。そのため、卵巣の周りに滞ってできた瘀血の解消や粘りのある老廃物である痰湿の排除などの作用につながります。婦人科系疾患によく用いられるツボです。

おなかまでつながっているツボなので、例えばお灸をするとその熱がおなかまで伝わり、冷えの改善や瘀血、痰湿の解消につながるというわけです。

太白のツボの取り方とセルフお灸

太白(たいはく)というツボは、足の親指にあります。

足の親指の付け根にある関節の内側に取ります。外反母趾の方だと骨が出っ張っているところなので分かりやすいと思います。親指の付け根の関節の下側、つまり自分に近い側の凹んだ所が「太白」です。

ここは、皮膚の下にすぐ骨があるため鍼だと痛いと感じる方が多いので、お灸をすることが多いです。

そのため、ご自宅でのセルフお灸のツボとしてもおススメです。

婦人科系に効くのはもちろんですが、胃腸の調子を整えるのにも効くツボです。

まとめ

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、卵胞がたくさん出来るわりに育ちにくいため、排卵しづらいという排卵障害の一つです。

妊娠を希望する場合は、排卵誘発剤を使用し排卵を促します。

東洋医学的に「脾」の機能低下により、 卵胞の成長が悪く、排卵を促す力が弱くなり生理周期が乱れる原因となります。また、卵巣の周りに血の滞りである瘀血や、ネバネバした老廃物となる痰湿がつき、卵巣の膜が硬くなるため排卵しにくくなります。

そのため、「脾」の機能を高めるような鍼灸治療を行うことで、多嚢胞性卵巣症候群の排卵障害の原因となる瘀血や痰湿を解消していきます。

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多嚢胞性卵巣症候群の鍼灸 中国でのPCOSの鍼灸治療について

この記事を書いた人

福岡で美容鍼

鍼灸師 大平洋子 (おおひら ようこ)

中国鍼灸院 箱嶌医針堂にて美容鍼・女性疾患などを主に担当している。

健康になりながら、美しくなっていただけるように鍼灸治療を行っています。
より多くの方に鍼灸の素晴らしさを知って頂きたいと思っています。

鍼灸や美容に関するブログを書いています。

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