体外受精2回目で妊娠!鍼灸で整える妊娠しやすい体

そんなとき、もしかすると体の冷えが妊娠を遠ざけているかもしれません。
今回ご紹介するのは、人工授精・体外受精とステップアップをしながら、鍼灸で冷えやむくみを改善し、妊娠に向けての身体づくりを続けた結果、2回目の体外受精で妊娠に至った女性のご報告です。
「妊娠しやすい体を整えたい!」「ステップアップ前にできることをしたい!」という方の参考になればと思います。
施術例
症例:30代女性
主訴:不妊、冷え症、甲状腺機能低下
1年前より妊活をスタートし、タイミング法を3回試みたが妊娠に至らず。
夫は検査未実施で、妊活に非協力的。ステップアップも視野に入れ、転院を検討中。
冷え症を改善して、妊娠できる身体作りを目指したい!
鍼灸施術
初診時は腰・おしり・お腹が冷たく、脚のむくみが見られました。妊娠しやすくするためには、血流アップと体の温かさが大切なため、全身の鍼灸施術を行い、特に下半身の血流改善を目的としました。
また、ご自宅でのお灸指導も行いました。
鍼灸は初めてだったので、緊張されていましたが、施術後は腰、お腹がポカポカし、冷えが和らぐ感覚を実感されました。
不妊鍼灸治療の経過
5回目の施術後、不妊クリニックを転院。夫も検査を受け異常なしと判明。
人工授精にステップアップ。排卵誘発剤の使用があり、副作用で頭痛やむくみが出現。鍼灸施術では副作用緩和の治療も行いました。
人工授精を2回行うが妊娠に至らず。
しかし、継続施術で徐々におしりやお腹の冷えが改善。
遠方にもかかわらず、1~2週間に1回ペースで来院し、自宅でのお灸も根気強く続けて頂きました。
来院5か月目。施術13回目。体外受精へステップアップ。
採卵に向けて鍼灸で体を整えた結果、
- 初めての採卵で10個以上採卵し、胚盤胞4個を凍結
- 不妊鍼灸治療を始めて約6か月で採卵、卵子の質も良好
- 子宮内膜の厚さも9mm以上と十分で、着床しやすい状態に整う
2回目の体外受精で妊娠判定が陽性に!
その後は、つわりを和らげるための鍼灸も行い、順調に妊娠を継続。
約8か月の不妊鍼灸治療を経て心拍確認後、不妊クリニックを卒業されました。

喜びの声
「冷えが少しずつ改善していくのを感じました。おしりやお腹が温かくなり、生理痛も軽くなりました。初めての採卵で卵子がしっかり育ち、2回目の移植で妊娠できて本当にうれしいです。」
不妊鍼灸は週1回程度が理想で、採卵・移植のタイミングにも施術を行うと効果的です。ご自宅でのお灸と併用することで、さらに妊娠しやすい体作りができます。
鍼灸は、冷え・血流不良・ホルモンバランスなど、妊活の妨げになりやすい不調を整えるサポートが得意です。
「ステップアップの前に体を整えたい」「採卵・移植の成功率を上げたい」という方は、ぜひ鍼灸を取り入れてみてください。
妊活におすすめのツボ

妊活をしている方の中でよく話題になるのが、「三陰交(さんいんこう)」というツボ。
実はこのツボ、女性の体づくりにとても大切な場所なんです。
三陰交は、足の内くるぶしから指4本分上の骨の際にあります。
女性のホルモンバランスや月経、妊娠に深く関わるとされています。
- 血流をよくする
- ホルモンバランスを整える
- 子宮や卵巣の働きをサポートする
といった効果が期待できます。特に、冷えや月経痛がある方、周期が不安定な方にはおすすめです。
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