顎関節症の予防・セルフケアと効果的なツボ

特に20~40代女性に多いといわれている身近な症状です。
もくじ
顎関節症の症状
- 顎が痛い(動きに関係なく痛む場合は他疾患の可能性も)
- クリック音がする(カクカク・じゃりじゃり・ミシミシ)
- 口が開きにくい(指が縦に2本=約3cm未満)
まれに「口が完全に閉じない」ケースもあります。
人生で一度は経験する人が2人に1人ともいわれるほど、顎関節症は身近な症状です。
顎関節症のタイプ(4分類)
- 筋肉の障害
咀嚼筋(顎を動かす筋肉)の緊張。肩・首の痛みを伴うことも。 - 関節包・靭帯の障害
捻挫のような状態で、動かすと関節が痛む。 - 関節円板の障害
クッションである関節円板が前方にずれ、開口時に戻るため音が鳴る。 - 変形性関節症
強い負荷の繰り返しにより骨変形が起こり、ゴリゴリ音がすることも。

多くの方は複数タイプが混在しています。
顎関節症の原因
- ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)※最も多い原因
- ストレス(無意識の緊張)
- 噛み合わせの問題
- 偏咀嚼(片側ばかりで噛む)
- 顎に負担をかける習慣
- うつ伏せ寝
- 頬杖
- 電話を肩に挟む
- 外傷や大きな開口
顎関節は上顎と下顎の間にある関節円板(クッション)が正常に動くことでスムーズに機能します。ズレや筋緊張が痛みの原因となります。
顎関節の動きに関わる筋肉
口を閉じる筋肉
- 咬筋
- 側頭筋
- 外側翼突筋
- 内側翼突筋
口を開く筋肉
- 舌骨筋群
- 顎二腹筋
- 外側翼突筋
ストレスや緊張でこれらが硬くなると、顎の動きを妨げます。
顎関節症と自律神経
筋肉が緊張すると交感神経、緩むと副交感神経が働きます。
顎関節症では緊張が持続し、自律神経のバランスが乱れることがあります。
ただし、顎関節症=自律神経失調症になるというわけではありません。
顎関節症の予防・セルフケア
- 上下の歯を接触させない(本来は離れている状態)
- 硬い食べ物を避ける
- 口を大きく開けすぎない
- 仰向けで寝る(低めの枕)
- 側頭部・首のマッサージ
- 顎の軽い運動(痛みがない範囲で)
治療と生活習慣の見直しを並行することが重要です。
顎関節症に効果的なツボと鍼灸治療
顎関節周囲や咀嚼筋、さらに肩・首の緊張を緩めながら施術を行います。
これらのツボに鍼を行い、筋緊張を緩和しながら顎の可動域改善を目指します。

代表的なツボ:
- 下関(げかん)
耳の前・頬骨の下。顎関節の動きを整え、開口障害やクリック音に。 - 頬車(きょうしゃ)
エラのふくらみ部分。咬筋の緊張をゆるめ、顎の痛みや食いしばりに。 - 上関(じょうかん)
下関のやや上方。顎関節の炎症や違和感の緩和に。 - 大迎(だいげい)
下顎角の前方。フェイスラインの緊張緩和やむくみ改善にも。 - 聴宮(ちょうきゅう)
耳穴の前。顎の動きと耳症状(耳鳴り・違和感)を同時にケア。 - 率谷(そっこく)
側頭部(耳の上)。側頭筋の緊張をゆるめ、頭痛や噛みしめに。 - 完骨(かんこつ)
耳の後ろの骨の下。首こり・自律神経の調整に。
美容効果も期待できます
美容鍼を受けに来られている方とお話ししていると、「実は顎関節症もあって・・・」とおっしゃる方が意外と多くいらっしゃいます。
先ほどご紹介した顎関節症に効くツボは美容鍼でも使っているツボなので、美容鍼をしながら顎関節症の施術が可能です。
逆に、顎関節症の施術でお顔のツボにアプローチしていると、肌の血流が促進され、フェイスラインがすっきりするなど美容面での変化を感じられることもあります。
- フェイスラインの引き締め
- むくみ改善
- 小顔効果













