坐骨神経痛の改善に効くツボ6選|今すぐ押せる位置と押し方を解説
もくじ
坐骨神経痛に効くツボまとめ|鍼灸セルフケア
坐骨神経痛を少しでも早く改善したい方へ。
お尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけての痛みやしびれ…つらいですよね。
「病院に行く前に、まずは自分でケアしたい」「ツボ押しで坐骨神経痛が改善できたらいいのに」そんな方のために、今回は坐骨神経痛の改善に効果が期待できるツボを厳選してご紹介します。
本記事では、坐骨神経痛 改善 ツボとしてよく使われる代表的な6つのツボについて、それぞれの正確な位置・主な効果・効果的な押し方のポイントまで、わかりやすく解説していきます。
※ツボ押しは筋肉の緊張緩和や血行促進を通じて症状の改善をサポートするとされますが、効果には個人差があります。症状が気になる場合は、専門の鍼灸院などにご相談ください。
坐骨神経痛にツボ押しが有効な理由
坐骨神経痛の多くは、筋肉のこわばりや血行不良によって神経が圧迫されて起こります。ツボ押しにより次のような効果が期待できます:
- 筋肉の緊張をやわらげる
- 血流を促進する
- 神経への圧迫を軽減する
ただし、ツボ押しはあくまでセルフケアの一環です。重度の症状や長引く痛みがある場合は専門機関へご相談ください。
坐骨神経痛の改善が期待できるツボ6選
1. 環跳(かんちょう)
位置:お尻の外側、少しくぼんだ部分。
期待できること:お尻から脚にかけての痛みやしびれの緩和。
押し方:立った状態または横向きで、親指や中指で5秒ほどやさしく押す。
2. 承扶(しょうふ)
位置:お尻と太ももの境目、横ジワの中央。
期待できること:坐骨神経の通り道の痛み軽減、股関節の動き改善。
押し方:中指で内側に向かって軽く圧をかけて5秒押す。
3. 殷門(いんもん)
位置:太ももの裏側、膝裏から付け根までの2/5地点。
期待できること:下肢のしびれ・痛みや血流促進。
押し方:座って指先でやさしく刺激、響く場所を目安に。
4. 委中(いちゅう)
位置:膝裏の中央。
期待できること:ふくらはぎの張り、膝の不快感の軽減。
押し方:親指で7回押す×3セット。
5. 陽陵泉(ようりょうせん)
位置:膝の外側にある腓骨頭(ひこつとう)のすぐ下のくぼみ。
期待できること:すねの外側から足への痛みやしびれの緩和。
押し方:親指で7回押す×3セット。
6. 崑崙(こんろん)
位置:外くるぶしの後ろ、アキレス腱の際。
期待できること:坐骨神経痛や急性腰痛への対処。
押し方:親指でゆっくり指圧。入浴後が効果的。
ツボ押しの注意点とポイント
- 押す力は「痛気持ちいい」程度で、強く押しすぎないように。
- 入浴後など身体が温まったタイミングがベスト。
- 1日1〜2回、数分でも継続することが重要。
- 妊娠中、持病がある場合は医療機関に相談してください。
日常生活で使えるセルフケア
- テニスボール:床に置いて、環跳・承扶を刺激。
- 指圧棒やハンドクリップ:腰腿点を仕事中にも刺激可能。
- 入浴中のマッサージ:委中・崑崙をやさしく刺激。
坐骨神経痛のツボ押しQ&A
- Q:1日に何回押せばいい?
- A:朝・夜の2回を目安に。無理のない範囲でOKです。
- Q:ツボの位置がよくわからないときは?
- A:「押して痛気持ちいい」と感じる場所がヒントです。
- Q:ツボ押ししても改善しない…?
- A:変化が見られない場合は、鍼灸院などにご相談ください。
まとめ|ツボ押しで坐骨神経痛のセルフケアを始めよう
坐骨神経痛の改善には、日々のセルフケアの積み重ねが大切です。今回紹介したツボは、どれも簡単に試せるものばかり。
1日数分からでも構いません。無理のない範囲で継続してみましょう。
そして、症状が強い・長引く場合は専門家に相談することで、より早く楽になることが期待できます。
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この記事を書いた人

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)
東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神にて「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。福岡県内をはじめ、九州各県から多くの患者が来院。
肩こり、腰痛など日常的な症状から慢性的な神経痛、自律神経失調症、難病などの鍼灸治療を行っている。
「坐骨神経痛は鍼灸治療で改善する可能性があるので、ぜひ受けてみてはいかがでしょうか?」
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