耳の閉塞感は首のコリが原因かも!?

当院では、鍼灸治療で首や肩の緊張を和らげ、耳の閉塞感の改善を目指しています。
この記事では、実際の症例と治療の流れを紹介します。
もくじ
耳の閉塞感の症例
耳の閉塞感(耳閉感)、耳鳴りなどの多くは首のコリや肩のコリが原因で起きることが多いです。先日から来院されている患者様がまさにその首のコリが耳の閉塞感の原因でした。
症状:右耳のつまり感と違和感が3週間続いている
40代 女性 会社員
6月頃から仕事などによるストレスがあり、右耳に違和感を感じ始めました。7月に入ると、右耳の閉塞感と聴力低下が強くなり、耳鼻科を受診したところ「突発性難聴」と診断されました。
治療としてステロイド(プレドニン)が処方され、現在はアデホスコーワを服用中です。
聴力は徐々に回復しましたが、右耳の閉塞感は一向に改善されず、特に起床時から夕方までは症状が強く、夜になると少し軽減するという状態が続いています。また、めまいや肩こりも多少あります。
耳の閉塞感をどうにかしたい!

耳の閉塞感がとにかくつらく、少しでも改善したいと当院を受診されました。
肩こりはあまり自覚がないとのことでしたが、触診すると右側の首回りの筋肉が硬く、押すと強い痛みがありました。首のコリが右耳の閉塞感に関係していると考え、首回りを中心に鍼灸治療を行いました。
首のコリへの鍼灸治療
初診は緊張されていたため、ごく軽い刺激で治療を行いました。当日・翌日ともに耳の閉塞感に大きな変化はありませんでした。
数日後、2回目の治療では首のコリにしっかり響くような鍼灸治療を行ったところ、施術後に一時的な倦怠感が出ました。
しかし、翌日には驚くほど右耳の閉塞感が消えていたとのことです。
首のコリと耳の閉塞感は一見無関係に思われますが、実は非常に深く関わっています。
耳鼻科での治療でもなかなか改善しない耳の閉塞感にお悩みの方は、鍼灸治療をぜひお試しください。
治療後の感想を頂きました!

1回目の治療後は変化がありませんでした。
2回目の治療後は体がだるくなりましたが、翌朝耳の閉塞感がうそのようにとれました。
発症前に比べると違和感はありますが、約3週間毎朝~夕方にかけて耳の閉塞感が続いていたため、それがかなり軽減され本当に嬉しかったです。
まとめ
耳の閉塞感は耳そのものの異常だけでなく、首や肩のコリ、自律神経の乱れが大きく関わることがあります。今回の症例では、耳鼻科で改善しなかった症状が鍼灸治療で大きく軽減しました。耳のつまりや違和感が続く場合は、鍼灸治療も検討してみてください。
動画で解説:耳のつまりに効くツボ
耳のつまりのツボについての動画です。ぜひご覧ください。