原因不明の眼筋麻痺に鍼灸という選択

眼筋麻痺は原因がはっきりしないケースも多く、ストレスや疲労が影響していることもあります。
この記事では、眼筋麻痺の特徴や症状、実際の鍼灸治療症例、患者様の体験談をご紹介します。
眼筋麻痺とは
眼筋麻痺は、目を動かす筋肉や、それをコントロールする神経に異常が起こり、目の動きがスムーズにできなくなる状態です。
主な症状としては、「物が二重に見える(複視)」「眼球の動きが悪い」「目が内側や外側に寄ってしまう」などが挙げられます。
原因はさまざまですが、当院で鍼灸治療を行っているのは、病院で精密検査をしても異常が見つからない原因不明タイプです。
多くの場合、医師からストレスや疲労が原因と考えられ、ビタミン剤を処方して様子をみる対応となります。
鍼灸治療では、目の周りや首のツボを中心に施術を行い、全身のバランスを整えます。
これにより自然治癒力を高め、眼筋麻痺からの回復を促していきます。
眼筋麻痺の鍼灸治療症例

50代 女性(北九州市在住)
5か月前に原因不明の眼筋麻痺(外直筋麻痺)。ビタミン剤を服用し2か月ほど経過観察。
回復が乏しいため鍼灸治療を選択。
週1回の施術を約3か月継続したところ、眼筋麻痺が改善し、二重に見える複視も解消。
複視が強い時期は両眼視がつらかったが、現在は完全に改善し、趣味の折り紙を楽しめるまで回復。
最終来院時には感謝の折り鶴をお持ちくださいました。
眼筋麻痺の患者様からの感想

1月17日の朝、突然に目の焦点が合わずふらつき歩けなくなりました。眼科で「外直筋麻痺」と診断。
脳神経外科でMRI等の検査は異常なしで、原因不明・ストレスが指摘されました。
治療法はなくビタミン剤の処方のみ。物が二重に見え、すべてのことに時間がかかり、生活への不安と不眠が続きました。
その際インターネットで貴院を見つけ受診。針治療は初めてで目の周りは緊張しましたが、痛みはなく、
施術中に眠ってしまうことも。7回目あたりから見え方に変化を実感しました。
3か月で違和感が取れ、普通の生活に戻ることができ、とても嬉しく思っております。
何よりも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
まとめ
眼筋麻痺は、日常生活にも大きな不便をもたらすつらい症状です。
病院で異常が見つからない場合でも、鍼灸治療で血流や神経の働きを整えることで回復をサポートできます。
「複視」や「目の動きが悪い」といった症状でお悩みの方は、早めのご相談をおすすめします。