東洋医学から見た生理の周期異常(生理不順)
東洋医学から見た生理の周期異常(生理不順)
不妊症

東洋医学から見た生理の周期異常(生理不順)

生理不順

生理の周期は28~35日ぐらいですが、今までと違う周期の乱れが3回以上続く時は卵巣機能に問題がある可能性があります。

 

東洋医学的には生理の周期が21日以下の場合は、卵子の成長が悪く、逆に40日以上の場合は卵子の成長が止まったり、排卵がスムーズに行われていないなどが考えられ、どちらも妊娠に大事な卵子の成長に影響が出ていると考えられます。

 

また、生理の日数は3~7日くらいが正常範囲ですが、3日以下、もしくは1週間以上続く場合は妊娠に必要な「血」が不足した「血虚」や「血」めぐりが悪い「瘀血」が関係すると考えられます。

 

東洋医学から見た生理の周期異常

 

 福岡不妊症の鍼灸治療月経先期

24日以内の周期の月経が3回以上続いた場合。

子宮の炎症や子宮筋腫、甲状腺機能亢進症などによって起こります。更年期に近づくと月経先期となる人も多いようです。気虚と血熱などが原因と考えられます。

 

・気虚ーーー疲労や不摂生などによりエネルギー不足が原因のタイプ

・血熱ーーー辛い物の食べすぎやストレスが溜まり過ぎで体に余分の熱がこもるタイプ

 

 

月経後期

40日以上の周期で月経が3回以上続いた場合。

身体が冷えることや胃腸の働きが弱っていることで、血液のめぐりが悪くなっていることが考えられます。

周期が39日以上のびることで、2~3ヶ月或いは半年に一回の月経の場合もあります。

たまに周期が遅れる程度なら問題ありません。 血虚・血寒・痰湿などが原因として考えられます。

 

・血虚ーーー慢性的な疲労や胃腸が弱いことなどで吸収が悪いため血の不足が原因のタイプ

・血寒ーーー体が冷えていて、血までが冷えてしまったことが原因のタイプ

・痰湿ーーー偏食など不摂生で胃腸の働きが弱り、余計な水分がたまって、気や血の巡りが悪くなったのが原因のタイプ

  

 

月経不定期

月経周期が7日以上短くなったり、長くなったりと不定期な周期が3回以上続いた場合。
ストレスや疲労が原因で気、血のめぐりが悪くなっていることが原因と考えられます。

 

・肝気鬱結ーーーストレスやイライラがたまり気、血のめぐりが乱れることが原因のタイプ

・腎虚ーーー慢性的な疲労や虚弱体質などが原因のタイプ

 

 

生理の周期異常(生理不順)はこのように3つに分類できます。

いずれの場合でも鍼灸治療で体調を整えていくと、生理は順調になっていきます。

詳しくは、生理不順の鍼灸治療のページをご覧ください。

 

 

福岡不妊症の鍼灸治療

 

 

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