花粉症の鍼灸治療によくある質問 | 福岡市・天神の中国鍼灸院 箱嶌医針堂
花粉症の鍼灸治療によくある質問
よくある質問

花粉症の鍼灸治療によくある質問

鍼灸で花粉症は改善しますか?

はい。鍼灸治療により 鼻水・くしゃみ・鼻づまり・目のかゆみなどの症状の緩和が期待できます。
「これまで薬が手放せなかったのに今年は薬なしで過ごせた」
「例年より症状が大幅に軽くなった」
「症状が出る日が少なくなった」と実感されています。

ただ、花粉症の程度や鍼灸の効きやすさなどで効果に個人差はあります。
鍼灸は「体質を整えてアレルギー反応を起こしにくくする」ためのサポートとお考えください。

どのようなメカニズムで効果があるのですか?

鍼灸は、花粉などアレルゲンに対する過剰な免疫反応(IgE反応など)を抑制する可能性が報告されています。鍼灸を続けることで 血流改善・炎症抑制・免疫の過剰反応の抑制 が期待されます。
また、 自律神経の乱れを整える ことで、花粉に過敏に反応しがちな状態を落ち着ける、という東洋医学的なアプローチも使われます。

いつから花粉症の治療を始めるのがいいですか?

花粉症の鍼灸治療は、花粉が飛び始める1か月前からスタートするのが最も効果的です。
シーズン前から体を整えておくことで、花粉に対する過敏な反応が出にくくなり、症状が軽くなることが期待できます。

とはいえ、実際には症状が出てから来院される方がほとんどで、そこからでも十分に効果があります。
現在のつらい鼻水・鼻づまり・目のかゆみなどを和らげる施術を行い、症状の緩和を目指します。

何回/どのくらいの頻度で通えばよいですか?

当院では、1週間に1〜2回程度の施術を基本としています。
ただし、症状の強さや体質によって最適な頻度は異なります。

一般的には次のようなケースが多いです:

  • シーズン中に1回だけの施術で、ほとんど症状が気にならなくなる方もいる。
  • 週1回の施術を2~3回もしくは定期的に施術を続けると、
    「症状が例年より軽く済んだ」
    「薬なしで過ごせた」
    「薬と併用することで症状が薬だけより改善した」

症状の出方や生活スタイルに合わせて、最適な通院頻度をご提案します。

薬を飲みながら鍼灸治療を受けても大丈夫?

はい、大丈夫です。鍼灸と薬の併用は問題ありません。
鍼灸には薬のような眠気や口の渇きといった副作用がないため、
いつもの治療(抗アレルギー薬・点鼻薬など)を続けながら安心して受けていただけます。

また、花粉症薬の副作用がつらく、できるだけ薬の服用を控えたい方が、花粉症対策として鍼灸を選ばれるケースも多いです。

鍼は痛くないですか?怖くないですか?

多くの方が「思っていたより全然痛くない」とおっしゃいます。
当院で使用する鍼は 髪の毛ほどの細さ で、ほとんど何も感じないことがほとんどです。
場所によっては、刺す瞬間にチクッと一瞬だけ感じる程度です。
施術中は痛みはなく、リラックスして眠ってしまう方も多いです。

どのようなツボに鍼をするのですか?

当院では、顔(鼻まわり・目のまわり)だけでなく、手足などツボを用いて、
目や鼻の過敏な反応をおさえ、身体全体のバランスを整える施術を行います。
症状の出方や体質によって、使用するツボは多少変わります。

代表的には次のようなツボを使います:

  • 攅竹(さんちく):目のかゆみ・充血の軽減
  • 迎香(げいこう)・鼻通(びつう):鼻づまり・鼻水の改善
  • 合谷(ごうこく):アレルギーの過敏性を抑え、全身調整に使うツボ

合谷(ごうこく):アレルギーの過敏性を抑え、全身調整に使うツボ

迎香(げいこう)・鼻通(びつう):鼻づまり・鼻水の改善

攅竹(さんちく):目のかゆみ・充血の軽減

鍼灸だけでなく、お灸などのセルフケアはありますか?

はい。ご希望の方にはご自宅でできるセルフお灸のやり方やツボをご案内しています。

この記事を書いた人

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)

東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神で「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。九州各県から多くの患者が来院しています。

「肩こり、腰痛など日常的な症状から難病まで対応しています。お気軽にご相談ください。」

院長の経歴・あいさつ

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