副鼻腔炎(ちくのう症)の鍼灸治療によくある質問
もくじ
副鼻腔炎に鍼灸治療は効果がありますか?
はい、鍼灸は副鼻腔周辺の血流改善や炎症の緩和、免疫機能の調整を通じて、症状の軽減します。
その結果、鼻づまり・鼻水・後鼻漏(のどに流れる鼻水)などの症状の改善が期待できます。
1回の治療でどれくらい変化がありますか?
個人差はありますが、1回の施術後に
「鼻の通りが良くなった」「顔や頭の重だるさが軽くなった」
と感じる方もいます。
ただし、慢性的な副鼻腔炎や後鼻漏の場合は、1回で大きく改善するというより、数回の治療を重ねる中で鼻水や後鼻漏が徐々に減っていくケースが多いです。
治療回数・頻度はどれくらい必要ですか?
症状の程度や経過によって異なりますが、はじめのうちは週1~2回程度の治療から始め、症状の変化をみながら間隔を調整することが多いです。
慢性的な副鼻腔炎や後鼻漏の場合は、数回〜10回前後の治療を目安に、鼻づまりや鼻水の変化を確認しながら継続していきます。
効果に個人差があるので、様子を見ながら、適度な治療ペースをご提案します。
薬や点鼻薬との併用は可能ですか?
はい、薬や点鼻薬と併用して鍼灸治療を受けることは可能です。
鍼灸は血流や体のバランスに働きかける補助的な治療のため、病院での治療を続けながら併用される方も多くいらっしゃいます。
薬を使ってもスッキリしない慢性副鼻腔炎にも効果ありますか?
個人差はありますが、薬を使っても症状が残る慢性副鼻腔炎に対して、鍼灸治療を併用することで鼻づまりや鼻水、後鼻漏の軽減を感じる方もいます。
再発を繰り返す場合にも効果はありますか?
個人差はありますが、再発を繰り返す副鼻腔炎に対して、鍼灸治療を併用することで「症状が出にくくなった」と感じる方もいます。
疲労がたまったり、首や肩のこりが強くなると再発しやすい方も多いため、定期的に鍼灸治療を受けて体調を整えることで、再発を繰り返しにくい状態を目指すことができます。
どのような場所に鍼をしますか?
副鼻腔炎の鍼灸治療では、鼻や顔の周囲だけでなく、体全体のバランスを整えるツボにも鍼をします。
以下のようなツボに鍼をすることで、鼻や副鼻腔周辺の血流を促し、炎症を和らげたり、自律神経・免疫のバランスを整え、炎症の慢性化を防ぐようにしていきます。
- 鼻・顔のツボ(上星・印堂・迎香など)
- 首・肩のツボ(天柱・風池・肩井など)
- 手・足のツボ(合谷・曲池・足三里など)
鍼は痛いですか?
多くの方が「思っていたより全然痛くない」とおっしゃいます。
当院で使用する鍼は 髪の毛ほどの細さ で、ほとんど何も感じないことがほとんどです。
場所によっては、刺す瞬間にチクッと一瞬だけ感じる程度です。
施術中は痛みはなく、リラックスして眠ってしまう方も多いです。










