交通事故による後遺症‐坐骨神経痛の鍼灸治療
交通事故後の坐骨神経痛|原因と鍼灸治療による改善例
福岡の鍼灸院

交通事故後の坐骨神経痛|原因と鍼灸治療による改善例

交通事故による後遺症

交通事故では、むち打ちなど首の症状だけでなく、腰やお尻、足にまで影響が及ぶことがあります。特に坐骨神経痛は、事故後しばらくしてから現れることも多く、長引く痛みやしびれに悩む方が少なくありません。

この記事では、交通事故による坐骨神経痛の特徴や鍼灸治療の効果について、実際の症例をもとにご紹介します。

患者情報

30才代 女性 福岡市在住

症状: 腰痛、左お尻、ふくらはぎ、足先の痛みとしびれ

症状の経過と来院までの流れ

交通事故による坐骨神経痛
交通事故による坐骨神経痛

3ヶ月前に追突事故に遭い、それ以来交通事故の後遺症として坐骨神経痛の症状が続いていました。病院や整骨院で湿布、マッサージ、電気治療を数ヶ月続けてきましたが、なかなか改善が見られず、当院を受診されました。

初診時には、腰から足先にかけて強い筋肉の張りがあり、特に仙骨付近に圧痛が確認されました。長時間座っているとお尻の横あたりから痛みが増す状態で、ちょうど坐骨神経が出てくる位置に一致していました。

鍼灸での治療ポイント

秩辺

治療ポイントとなるツボ「秩辺」

坐骨神経痛の場合、多くの方が仙骨付近に圧痛がみられ、この部分が治療ポイントになります。ちょうど「秩辺(ちっぺん)」というツボの位置で、ここに少し長めの鍼を刺入することで筋肉の緊張が緩み、坐骨神経への圧迫が和らぎます。

鍼がお尻の奥にある硬くなった筋肉に当たると、「痛気持ちいい」感覚があり、治療後には血流が改善し、痛みが軽減されていきます。

治療の経過と結果

当院での鍼灸治療を約10回ほど継続した結果、症状はかなり軽減しました。現在はしばらく様子を見ながら、再発防止のために定期的なメンテナンス治療を行っています。

交通事故では、首に現れるむち打ちが有名ですが、受傷時の衝撃によって坐骨神経痛が発症するケースも多くあります。

まとめ|交通事故後遺症に鍼灸が有効な理由

交通事故による後遺症(むち打ちや坐骨神経痛など)は、神経や筋肉の緊張、血流障害が複雑に絡み合っています。鍼灸治療はこれらに直接アプローチできるため、自然治癒力を高め、症状の改善を促す効果が期待できます。

似たような症状でお困りの方は、ぜひ当院までご相談ください。
自賠責保険での治療が可能な場合があります。
詳しくはこちらをご覧ください。

この記事を書いた人

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)

東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神で「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。九州各県から多くの患者が来院しています。

肩こり、腰痛など日常的な症状から坐骨神経痛によるしびれまで幅広く対応。「なかなか改善しない坐骨神経痛でも改善の可能性があります。ぜひ鍼灸治療をお試しください。」

院長の経歴・あいさつ

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