鍼灸について

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鍼灸について

副鼻腔炎の鍼施術風景

鍼灸(しんきゅう)やツボって一体何?鍼やお灸を身体にするとどうなるの?
初めて鍼灸治療を受けられる方にとって、鍼灸って未知の世界で疑問だらけだと思います。
そのような方に鍼灸について少しでも知っていただければと思います。
鍼灸のことを少しでも理解することで、不安のない状態で鍼灸治療く受けていただければと思います。

鍼灸を知るうえで重要な3つのキーワード

身体の不調や痛みのあるところやツボに鍼やお灸をすることで、体調を整えたり、問題がある患部やツボに鍼や灸を用いて、刺激を与え、病気の治癒や予防を目指すのが鍼灸治療です。

人間が本来持っている自然治癒力や免疫力を高めることで、病気やケガの治療・予防を行います。

この鍼灸治療の中で重要なキーワード「ツボ」「鍼」「灸」について紹介します。

ツボって何?

人間の身体には361個のツボがあると言われています。このツボのことを東洋医学の専門用語では「経穴(けいけつ)」と言います。このツボ(経穴)に鍼やお灸を使って刺激すると自然治癒力が働きだし、不快な症状や痛みなどが改善したり、病気の予防ができます。ツボは体調を整えるボタンやスイッチのようなものです。

ツボっていつ頃分かったの?

中国4000年の歴史と言われていますが、ツボのことが書物に記載されたのが、約2200年前の漢時代に書かれた最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」です。そのため、それ以前からツボの存在は分かっていたことになります。

ツボはどんな症状・病気に効くの?

近年、ツボや鍼灸の効果について科学的に研究・実証されています。
WHO(世界保健機関)が、鍼灸によるツボ刺激が効くと認めている疾患は40以上あります。またこれらの疾患以外にも、ある程度の効果が認められる疾患も数多くあります。

また、疲れやすい、食欲がない、寝つきが悪い、ソワソワするなど病気ではないけど体調が悪いなど自律神経の乱れが原因で起きる症状にはとても効果があります。

鍼ってどんなの?痛いの?

ツボを刺激するために鍼を刺します。「はりを刺す」と聞くと注射針のイメージで、なんだか怖いし痛そうな感じがするかもしれません。
でも、鍼灸で使う「鍼」は注射針よりも細く、身体に刺さる時はほとんど痛みがないか、一瞬だけ蚊に刺されたような「チクッ」っとした感じがある程度です。

鍼が初めての方は、受ける前にとても緊張していらっしゃいますが、鍼を受けてみると、「えっ!今刺さっているんですか?」って言われるくらいの感じです。

鍼の長さや太さはツボの場所、症状、体質などによって使い分けていきます。

ツボに鍼をするとどうなるの?

ツボに鍼をすると、身体の中に変化が起きます。主に6つの作用が働くことで、病気や症状の改善に導きます。
血流が良くなり、冷え性などに効果あり
痛みを緩和する作用が起き、神経痛など痛み症状を軽減
筋肉のコリが柔らかくなるので、肩こりなどに効果あり
自律神経を整える作用が働き、自律神経失調症などに効果あり
免疫機能が整うので、アレルギー性疾患に効果あり
内臓機能が整うので、胃腸などの調子に改善あり

これらの作用で、身体が元気になっていきます。

身体の内側から温まるお灸って熱いの?

お灸も鍼と同じようにツボを刺激することで、体調を整えることができます。ツボの上に艾(もぐさ)を置き、火をつけて刺激します。艾(もぐさ)とはヨモギの葉の裏にある繊毛からできています。

「お灸は熱い」というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。実際、子供の頃「悪いことをするとお灸をすえる」と言われた人もいるかもしれません。お灸に対してあまりいいイメージを持っていない方もいるかもしれません。

お灸の中にはツボに直接お灸をすえる、とても熱いお灸もあります。しかし、当院ではポカポカとした気持ち良い温熱を感じる温灸というものを使用しています。

温灸は台紙の上にもぐさが載っており、直接皮膚に火が付きません。そのため、ポカポカとした温かさがツボを刺激して体の芯から温まる感覚があると思います。血流が悪く身体が冷えている方、生理不順や不妊症など婦人科系の症状、自律神経失調症、アレルギー体質の方などにはとてもおススメです。

温灸はご自身でもできますので、お家でセルフケアをしていただくと良いです。セルフお灸を試してみたい方には、ツボの場所や温灸の使い方などは説明します。