腰椎椎間板ヘルニアの鍼灸治療に関する質問 | 福岡市・天神の中国鍼灸院 箱嶌医針堂
腰椎椎間板ヘルニアの鍼灸治療に関する質問
よくある質問

腰椎椎間板ヘルニアの鍼灸治療に関する質問

鍼灸でヘルニアそのもの(飛び出した椎間板)は治りますか?

鍼灸では飛び出した椎間板そのものを物理的に元に戻すことはできませんが、周囲の筋肉の緊張をゆるめ、神経の圧迫を軽減することで痛みやしびれの改善が期待できます。結果として、自然治癒力が働きやすい環境を整えます。

手術をすすめられていますが、鍼灸で改善することはありますか?

手術が必要なケースもありますが、多くの場合は保存療法(手術をしない治療)で改善が見込めます。鍼灸で炎症や神経の興奮を抑え、筋緊張を緩めることで、手術を回避できるケースも少なくありません。

坐骨神経痛のような足のしびれにも効果はありますか?

はい、効果が期待できます。鍼灸では神経の通り道に沿った筋肉のこわばりをゆるめ、血流を促進することで、しびれや放散痛の軽減を目指します。

鍼灸で痛みが強くなることはありますか?

まれに施術後、一時的に筋肉がゆるむ過程で違和感やだるさを感じることがありますが、通常は1〜2日で落ち着きます。強い痛みが続く場合は施術内容を調整しますのでご安心ください。

MRIでヘルニアがあると言われましたが、痛みがない時も鍼をした方がいいですか?

症状が落ち着いている時こそ、再発防止のためにメンテナンス治療がおすすめです。筋肉の硬さや血流を整えることで、再発しにくい状態を維持できます。

鍼灸は神経に直接刺激を与えるのですか?危険はありませんか?

神経そのものを刺すことはありません。鍼は筋肉やツボを狙って施術します。熟練した技術で行うため、神経を傷つけることはほとんどありません。安心して受けていただけます。

椎間板ヘルニアの痛みはどのくらいの期間で改善しますか?

個人差はありますが、急性期の強い痛みは2〜5回の施術で軽減することが多いです。慢性的なヘルニアの場合は、1~3か月ほど継続していくと安定しやすくなります。

鍼灸治療と整形外科でのリハビリを併用しても大丈夫ですか?

併用は可能です。むしろ相乗効果が期待できます。鍼灸で痛みをやわらげて動きやすくし、リハビリで筋力を維持・回復させるとより効果的です。

急性期と慢性期では治療の内容は違いますか?

はい、違います。急性期は炎症や痛みを抑えることを重視し、刺激を控えめに行います。慢性期では、痛みの緩和と再発予防のための施術を行います。ただし、施術内容が大きく変わるわけではありません。

足の筋力低下(力が入りにくい)にも効果はありますか?

神経の圧迫が軽減されると筋肉の働きが戻りやすくなります。さらに、鍼で血流を改善することで筋力回復のサポートにもつながります。

ヘルニアが再発しにくくなるような鍼灸の効果はありますか?

はい。鍼灸は腰部や骨盤周囲の筋肉を緩める効果があります。その結果、椎間板への負担が軽減され、再発予防につながります。

ブロック注射を受けていても鍼をして大丈夫ですか?

基本的に問題ありません。ブロック注射後の体調を確認しながら、刺激を調整して安全に施術します。併用することで回復がスムーズになる方もいます。

鍼灸で神経の圧迫を直接取り除くことはできますか?

直接的に圧迫を取り除くことはできませんが、筋肉の緊張をゆるめることで神経の通り道を広げ、圧迫を和らげる効果が期待できます。

鍼灸で炎症を抑えることはできますか?

はい。鍼刺激によって血流や自律神経の働きが整うことで、炎症を抑えるホルモン(コルチゾールなど)の分泌が促進され、痛みの軽減につながります。

どのようなツボを使って治療するのですか?

主に「腰部」「臀部」「足の経絡上のツボ」を使用します。代表的なものには、腎兪(じんゆ)・委中(いちゅう)・崑崙(こんろん)などがあります。症状に応じてツボの組み合わせを変えます。

この記事を書いた人

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)

東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神で「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。九州各県から多くの患者が来院しています。

「肩こり、腰痛など日常的な症状から難病まで対応しています。お気軽にご相談ください。」

院長の経歴・あいさつ

関連記事