耳のつまり(耳閉感)の鍼灸治療によくある質問 | 福岡市・天神の中国鍼灸院 箱嶌医針堂
耳のつまり(耳閉感)の鍼灸治療によくある質問
よくある質問

耳のつまり(耳閉感)の鍼灸治療によくある質問

耳のつまりに本当に鍼灸は効果がありますか?

鍼灸は、耳まわりや首・肩の血流改善、自律神経の調整を目的に行います。原因が「内耳のリンパの流れが悪い」「首肩こりなどの筋緊張」「自律神経の乱れ」などの場合、つまり感が軽減する方が多いです。

どんな原因の耳閉感に鍼灸が向いていますか?

以下のタイプに特に向いています。

  • ストレス・疲労・自律神経の乱れ
  • 突発性難聴後の耳のつまり
  • メニエール病の発作後の耳がボワッとした感じ
  • 首肩こり・姿勢からくる耳閉感
  • 気圧変化で悪化する
  • 中耳炎後の違和感

耳鼻科で「原因不明」と言われた耳閉感にも有効な場合があります。

鍼灸を受けるとどのくらいで改善しますか?

原因によって異なりますが、
首肩こりや疲労、ストレスが原因なら1〜3回で軽くなることがあります。
筋緊張が改善すると、施術直後に「詰まりがふっと抜けた」「軽くなった」などの反応が出る方がいます。
内耳の循環が関わる場合は5〜10回ほど継続が必要になることがあります。
また、症状の程度や原因によっては改善しにくいこともあります。

どのくらいの頻度で通う必要がありますか?

最初のうちは、週1~2回程度が効果的です。その後、症状の軽減がみられれば、週1回~2週に1回などに間隔をあけていくことも多いです。

耳鼻科の薬を飲みながらでも鍼灸を受けて良いですか?

併用は問題ありません。実際、薬と鍼灸を組み合わせることで早く改善するケースも多いです。

めまいや耳鳴りも一緒に出ています。鍼灸で同時に施術可能ですか?

はい、できます。耳閉感・めまい・耳鳴りは「内耳の循環」や「自律神経」、「首肩こり」が共通して関係しているため、同時に施術可能です。

治療ではどの部分(ツボ)に鍼灸施術をするのですか?

主に以下の部位に施術します。

  • 耳の周囲のツボ
  • 首・肩のこり部位
  • 側頭部のツボ
  • 手足の自律神経を整えるツボ

症状や体質などによって、多少施術部位は異なります。

自律神経の乱れが原因の耳のつまりにも鍼灸は効果がありますか?

自律神経の乱れからくる耳のつまりには、鍼灸はとても向いています。
ストレスや緊張が続くと、交感神経が優位になり、耳まわりや首・肩の血流が悪くなって耳閉感が強く出やすくなります。
鍼灸には

  • 緊張しやすい身体をやわらげる
  • 自律神経のバランスを整えて落ち着きやすい状態に導く
  • 首肩まわりのこわばりや睡眠リズムを整えやすくする

といった働きがあり、その結果として耳のつまり感や重さが和らいでくる方が多いです。
不安感や動悸、睡眠の乱れなど自律神経症状をあわせ持つ方にも、全身を整えるケアとして有効です。

首肩こりが耳閉感には効果がありますか?

はい、効果が期待できます。
首や肩まわりの筋肉が硬くなると、耳の奥への血流が低下したり、耳の圧調整がうまくいかなくなり、耳閉感が出やすくなります。

耳鼻科で「異常なし」と言われた耳のつまりが、首肩こりを整えることで改善するケースもよくあります。

鍼灸後に耳のつまりが強くなることはありますか?

ごくまれにありますが、多くは一時的な反応(好転反応)で、1〜2日で落ち着きます。
体質的に敏感だと、そのような反応が出ることがありますので、そのような方にはできるだけ低刺激の鍼灸治療を行うように心がけています。

この記事を書いた人

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)

東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神で「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。九州各県から多くの患者が来院しています。

「肩こり、腰痛など日常的な症状から難病まで対応しています。お気軽にご相談ください。」

院長の経歴・あいさつ

関連記事