めまいの鍼灸治療に関するよくある質問 | 福岡市・天神の中国鍼灸院 箱嶌医針堂
めまいの鍼灸治療に関するよくある質問
よくある質問

めまいの鍼灸治療に関するよくある質問

めまいにはどんな種類があるのですか?

めまいには大きく分けて3つのタイプがあります。

  • 回転性めまい:自分や周囲がグルグル回る感覚。内耳(三半規管・前庭)の異常が原因で、メニエール病や良性発作性頭位めまい症などが代表です。
  • 浮動性・動揺性めまい:ふわふわ、フラフラして歩きにくいタイプ。自律神経の乱れや脳の血流不足、首こりなどが関係します。
  • 立ちくらみ・失神性めまい:立ち上がったときにクラッとしたり、目の前が暗くなるタイプ。低血圧や貧血、起立性調節障害などが原因となります。

鍼灸はどのようなめまいに効果的ですか?

鍼灸は、耳や脳の異常よりも自律神経や血流のバランスの乱れが関係しているタイプのめまいに特に効果が期待できます。

  • 良性発作性頭位めまい症:頭の位置を変えたときに起こる一時的な回転性めまい。首や肩の緊張をゆるめ、再発を防ぎます。
  • メニエール病:内耳のリンパ循環を整え、発作の頻度を減らすことができます。
  • 自律神経性めまい:ストレスや疲労で起こるふわふわ感・不安定感を、自律神経調整で改善します。
  • 頚性めまい:首こり・肩こりが原因のめまいに対し、筋緊張を緩和して血流を促します。
  • 更年期や疲労性のめまい:ホルモンバランスや全身の巡りを整えることで、体質的な改善を図ります。

このように鍼灸では、内耳・首・自律神経・血流の調整を通じて、めまいの根本改善と再発予防を目指します。

病院で「原因不明」と言われためまいにも鍼灸は効果がありますか?

はい。検査で異常がない場合でも、自律神経の乱れや血行不良が関係していることがあります。また、首肩こりが原因の場合があります。鍼灸では体のバランスを整えることで、原因不明のめまいにも対応できます。
【関連リンク】
原因不明のめまいの鍼灸治療

鍼灸でどのようにめまいが改善するのですか?

鍼灸は耳や脳への血流を促し、自律神経の働きを整えることで平衡感覚を安定させます。また、めまいは首肩こりが原因のことが多く、鍼灸では凝っている筋肉をゆるめることで、めまいを改善させていきます。

一度の施術でめまいは良くなりますか?

個人差がありますが、首肩こりが原因のめまい(頚性めまい)で、軽度の場合であれば1回で軽くなることもあります。ひどいめまいや慢性的なめまいの場合は、数回の施術を行いながら、徐々にめまい症状を改善させていく感じになります。

どのくらいのペースで通うと効果がありますか?

初めのうちは週1~2回ほどの施術がおすすめです。症状が落ち着いてきたら2〜3週間に1回のペースに変え、体調をみながら調整します。

自宅でお灸をするのも効果的ですか?

はい。当院での鍼灸治療と自宅でのお灸をおすすめしています。お灸には自律神経を整えたり、血流を改善する効果があります。ツボやお灸のやり方はお伝えします。
【関連リンク】
めまいに効果的なお灸について

めまいが強いときに鍼灸を受けても大丈夫ですか?

いいえ、強いめまい発作の最中は自宅にて安静もしくは医療機関での処置が必要です。めまいが少し落ち着いてきた時期に鍼灸施術を受けることで回復が早まりやすくなります。体調をみながら安全に施術を進めます。

鍼はどのくらいの深さまで刺すのですか?痛くありませんか?

髪の毛ほどの細い鍼を数ミリ~数センチ程度です。めまいがある方は敏感な方が多いので、できるだけやさしい施術を心がけています。施術中にリラックスして、寝てしまう方もいます。

めまいと一緒に首こりや肩こりもあります。まとめて治療できますか?

はい。首や肩のこりがめまいに関係していることも多いため、同時に治療します。全身の緊張がほぐれることで、めまいの改善につながります。
【関連リンク】
肩こりの鍼灸治療

耳鳴りや耳の詰まり感もあるのですが、同時に施術できますか?

はい。耳まわりや首のツボを刺激することで、耳鳴りや耳の閉塞感の改善にも効果が期待できます。メニエール病などにも応用される施術です。
【関連リンク】
耳のつまりとめまいの鍼灸治療症例

自律神経の乱れが原因のめまいにも効果がありますか?

はい。鍼灸は自律神経の働きを整えるため、ストレスや疲労によるふわふわしためまいにも効果が期待できます。
【関連リンク】
自律神経失調症によるめまいに効くツボ
自律神経失調症の鍼灸治療

めまいが出にくくなるような体質改善もできますか?

はい。鍼灸では、全身の巡りと自律神経のバランスを整えることで、めまいが起こりにくい体づくりを目指します。免疫力の向上や睡眠の質の改善にもつながります。
定期的な鍼灸治療もしくは自宅でのセルケアのお灸を続けていると以前ほど疲れにくくなったり、めまいの予防が期待できます。

関連記事

めまいの鍼灸治療

この記事を書いた人

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭

医学博士・鍼灸師 箱嶌大昭(はこしま ひろあき)

東洋医学の本場、中国・北京にて日本人初の医学博士を取得後、福岡・天神で「中国鍼灸院 箱嶌医針堂」を開業。九州各県から多くの患者が来院しています。

「肩こり、腰痛など日常的な症状から難病まで対応しています。お気軽にご相談ください。」

院長の経歴・あいさつ

関連記事