脊柱管狭窄症の中国針|福岡・天神の鍼灸院「はこしま医針堂」
脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症

福岡で脊柱管狭窄症の鍼灸施術

福岡・天神にある当鍼灸院では中国針による脊柱管狭窄症への施術をおこなっています。
鍼灸では脊柱管狭窄症による腰痛や坐骨神経痛(お尻・太もも・ふくらはぎ・すね・足の裏の痛みやしびれ)を緩和させていきます。
福岡で脊柱管狭窄症でお悩みの方は当鍼灸院にご相談ください。

脊柱管狭窄症とは

脊柱管狭窄症とは脊柱管が何らかの原因(多くは加齢的変化)で狭くなり、中にある神経が障害を受け、頚部、腰部、あるいは手足の症状が出現する疾患です。

脊柱管狭窄症の図
腰部脊柱管狭窄症とは、腰部で脊柱管が狭くなり発症したもので、腰痛、足の痛み・しびれとともに、特徴的な症状として間欠跛行(歩行や立位姿勢により足の痛み・しびれや脱力が出現します。しゃがんで休むとまた歩行等が可能となる症状)が出現します。
【脊柱管狭窄症は圧迫される部位による分類】
・馬尾が圧迫される「馬尾型
・神経根が圧迫される「神経根型
・両方が圧迫される「混合型」に分類されます。

【脊柱管狭窄症の主な症状】
・腰痛
立ったままでいると痛くなり、腰をかがめたり、椅子に腰掛けたりすると楽になる。
・歩行障害・足の痛み、しびれ
ある一定の距離(20~100m程度)を歩くとお尻から足にかけて痛み痛みやしびれが出現する。しゃがんで休むと症状が楽になる。このようは症状を間歇性跛行(かんけつせいはこう)と言います。

【間歇性跛行の原因】
脊柱管の中には神経と血管が通っています。神経はこの血管の血液によって酸素と栄養を供給されています。そのため、歩いたり、立ったままでいると脊柱管が狭くなってこの神経や血管が圧迫され、十分な血液が神経に送られなくなり、足の痛みやしびれが出現してきます。

脊柱管狭窄症の鍼灸

脊柱管狭窄症の改善図

脊柱管狭窄症による下肢の痛みやしびれの原因は、脊柱管が狭くなり、腰から足に向かう神経の血流が低下するためと考えられています。

当院の中国鍼灸施術では、腰部やお尻の奥にあるツボを刺激することで坐骨神経の血流を増加させ、症状を改善させていきます。

施術間隔ははじめのうちはできるだけ間を空けず、週2~3回程度の施術が効果的です。症状がある程度軽減すれば週1回程度の施術を行っていきます。

施術内容など詳細については坐骨神経痛のページをご覧ください

症例

当院には多くの脊柱管狭窄症による腰、足にかけての痛み、しびれに悩んでいる方の施術をさせていただいています。その一部をご紹介いたします。

5分歩くと足が痛くて、痺れて動けなくなる

脊柱管狭窄症

【患者】60歳 女性 福岡市在住
【主訴】両足のふくらはぎ、足の裏の痛みとしびれ

【状況】1年前に脊柱管狭窄症の手術をして1年間はよかったが、また足に痛みがでてきた。
5分歩くと両足のふくらはぎから足裏にかけて痛みとしびれでが出て歩けなくなる。特に右足の痛みと痺れが強い。
しばらく休憩すると痛みとしびれが軽減するのでまた歩けるようになる。
病院にて再度MRIなどの検査を受けたが特に異常がないと言われ、消炎鎮痛剤を処方された。
本人は症状が手術以前と同じ感じと言っている。
来院時も天神の地下鉄駅から当院まで1度は休まないと痛くて歩けなくなる。

【施術経過】鍼灸3回目頃から痺れはあるが、痛みが軽減する。
鍼灸12回目後、痺れも当初より軽減している感じがする。
また、歩ける時間が良いときで30分、悪い時で15分は歩けるようになる。
鍼灸20回目、左足の症状はほぼ消失、右足も以前よりはかなり軽減しており、日によるが、良いときは60分は休まずに歩けるようになる。

右ふくらはぎ、足の小指側がしびれる

脊柱管狭窄症

【患者】50歳 男性 福岡市在住
【主訴】右足のすね、足の小指側がしびれる

【状況】特に思いあたる原因もなく、数十メートル歩くと右下肢のスネ外側に痛みが起こる。しばらくその場でしゃがみ込んでいると、痛みがやわらぎ再び歩くことが可能となる。
整形外科にて脊柱管狭窄症と診断され、牽引などを行うがさほど症状に変化は見られない。

【施術経過】当院での鍼灸6回まではあまり症状に変化は見られなかったが、鍼灸7回目以降徐々に歩いて痛くなるまでの距離が長くなってきた。
15回目には1キロ歩いても大丈夫になる。20回目からは平坦な道ではほとんど問題なく歩けるようになる。現在、現状維持のために、2週に1回程度の間隔で来院されている。

歩くと痛くなるお尻、両ふくらはぎの外側、足先のだるさ

脊柱管狭窄症

【患者】70歳 男性 福岡市在住
【主訴】歩くとお尻、ふくらはぎ、足先のだるさと痛み

【状況】1年前から少し歩くと両側のお尻から足先にかけてだるくなり、歩けなくなるなる。
整形外科でレントゲン、MRIの結果、脊柱管狭窄症と診断される。お薬の服用とリハビリを続けてきたが症状に変化はみられない。
1ヶ月くらい前から右側のお尻からふくらはぎの外側にかけてうずくような痛みがでる。
注射や服薬を続けているが症状に変化が見られないため、当院での鍼灸を希望する。

【施術経過】鍼灸3回目で右お尻のうずくような痛みは軽減する。また、足全体のおもだるさも徐々に軽減しているように感じる。
その後、良くなったり悪くなったりを繰り返しながら、3ヶ月間週1~2回の鍼灸を行い、15分くらいは休まず歩けるようになってくる。

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脊柱管狭窄症の手術を受けたけど、足の痛みやしびれが取れていない方がいます。
また、手術後しばらくはよかったけど、また再発したなんて方もいます。
もしかしたら、その足の症状は脊柱管狭窄症だけが原因ではないのかもしれません。

→ 坐骨神経痛の鍼灸

脊柱管狭窄症による足の痛みやしびれの症状のことを坐骨神経痛と言います。
坐骨神経痛の鍼灸施術について詳しく掲載しています。