椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症による坐骨神経痛の原因は大腰筋と梨状筋だった
坐骨神経痛の研究文献


椎間板ヘルニアと大腰筋の関係
    陳進軍 中国現代医学雑誌2003年2月号

年齢、性別、身長、体重などほぼ同じ条件の椎間板ヘルニア患者138例と健康人138例の腰椎4-5、5-S1の高さの大腰筋の横断面積をCTを用いて測り、比較したところ、椎間板ヘルニア患者の大腰筋は健康人に比べ顕著に萎縮していた。また、左側もしくは右側の萎縮した大腰筋側に椎間板が突出する確立が顕著に高かったことがわかった。両側大腰筋のアンバランス及び大腰筋の萎縮が椎間板ヘルニアの解剖学的要因の一つであることが考えられる。

@大腰筋の横断面積と椎間板ヘルニアとの関係

 椎間板ヘルニア患者の左右の大腰筋の横断面積は不均等であり、正常組とに比べ明らかにその差が大きく、故に左右の大腰筋のアンバランスが腰椎に負担をかけ、椎間板ヘルニアを発症させる解剖学的な原因の一つと考えられる。
健康人の大腰筋は左右均等 椎間板ヘルニア患者の大腰筋は左右不均等


椎間板ヘルニア組と正常組の大腰筋横断面積および左右大腰筋の比較            単位:p2


A大腰筋の萎縮と椎間板ヘルニア突出方向との関係
 椎間板ヘルニアは大腰筋の萎縮側に突出することが多く、大腰筋のアンバランス或いは萎縮は腰椎を支える力が弱くなり、故にちょっとした怪我や日常生活動作によって腰椎椎間板ヘルニアに至ってしまうことがあると考えられる。

  
   212例の椎間板ヘルニア突出の方向と大腰筋萎縮との関係



この研究報告から椎間板ヘルニアの90%以上に大腰筋の萎縮が認められており、 萎縮した大腰筋を増大させ、左右のバランスを取ることが、椎間板ヘルニアの治療・予防になると考えられます。
当院の特殊針法は腰の深部にある大腰筋まで鍼を刺入することにより、大腰筋内の血流を増大させ、大腰筋の回復をはかります。



手術無効例の多くは梨状筋症候群が原因
    シーダスサイナイ医療センターほか
                                Journal of Neurosurgery:Spine(2005;2)

アメリカにて毎年150万件のMRIスキャンのうち、手術が必要なほど重度の椎間板ヘルニアを認めるのは約20%に過ぎない。また手術をうけた患者の約1/3は疼痛が緩和しない。
シーダスサイナイ医療センターのAaron Filler博士らは椎間板ヘルニアなどの椎間板損傷の診断、治療を受けても症状が改善しなかった232例に対して、神経学的精密検査を行ったところ、162例(70%)は梨状筋症候群であった。残りの70例は(30%)は標準のMRスキャンでは確認されない神経、関節または筋肉の疾患を様々な部位に発症していた。



梨状筋症候群とはお尻の梨状筋が硬くなり坐骨神経を締め付けることによりおこる坐骨神経痛の原因です。
当院の特殊針法はこの梨状筋まで針をいれることにより梨状筋をゆるめていきます。





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