うつ病の特殊針通電の研究文献

頭部針通電療法によるうつ病の効果(抗うつ剤との比較)
| 対象者 |
中・重症度のうつ病患者66例(HAMD20点、SDS53点以上の者)
年齢18〜55才、うつ病歴3ヶ月〜3年 |
| グループ |
鍼通電療法組31例、四環系抗うつ剤(マプロチリン)組35例 |
| 方法 |
鍼通電療法組は週6日(36回)毎日治療、抗うつ剤組は毎日服用、共に6週間を1クール |
| 結果 |
両組ともうつ症状、不安症状が同程度改善された。
抗うつ剤組35例中4例は副作用が強すぎて、治療を中断した。
鍼通電療法組は特に副作用等の反応はなかった。 |
(韓毳 中国中西医結合雑誌2002年7月号)
用語説明
Hamiltonうつ病症状評価尺度(HAMD):うつ病の程度を測る尺度
自己評価うつ尺度(SDS):うつ症状を自己評価する尺度
自己評価不安尺度(SAS):不安症状を自己評価する尺度
(1)うつ症状の改善
治療開始2週間後くらいから精神が安定、身体症状が軽減し始めている
HAMD、SDS共に顕著に改善(P<0.01)
治療6週間針通電療法組は抗うつ剤組と同等の効果があった(P<0.05)
Hamiltonうつ病症状評価尺度
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HAMD評価判定
| 点数 |
判定 |
| 35点以上 |
重症うつ |
| 20〜34点 |
中等度うつ |
| 8〜19点 |
軽症うつ |
| 7点以下 |
正常 |
HAMD値(平均値)
| ・・・・ |
鍼通電療法
(31例) |
抗うつ剤
(35例) |
| 治療前 |
30.15±4.62 |
29.93±5.67 |
| 第2週 |
23.55±7.54 |
22.29±7.84 |
| 第4週 |
17.3±77.0 |
14.54±8.18 |
| 第6週 |
11.73±6.13 |
9.89±6.00 |
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自己評価うつ尺度

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SDS評価判定
| 点数 |
判定 |
| 70点以上 |
重症うつ |
| 61〜70点 |
中等度うつ |
| 51〜60点 |
軽症うつ |
| 50点以下 |
正常
|
SDS値(平均値)
| ・・・・ |
鍼通電療法
(31例) |
抗うつ剤
(35例) |
| 治療前 |
70.7±5.39 |
70.19±6.92 |
| 第2週 |
58.47±7.44 |
59.87±2.33 |
| 第4週 |
53.67±8.5 |
52.48±11.97 |
| 第6週 |
45.9±9.24 |
47.58±18.38 |
|
(2)不安症状の改善
治療開始2週間後くらいから不安症状が改善し始めている
抗うつ剤よりも顕著であり(P<0.05)、鍼通電療法は不安症状に対して効果的です。
自己評価不安尺度
 |
SAS評価判定
| 点数 |
判定 |
| 70点以上 |
重症不安 |
| 61〜70点 |
中等度不安 |
| 51〜60点 |
軽症不安 |
| 50点以下 |
正常
|
SAS値(平均値)
| ・・・・ |
鍼通電療法
(31例) |
抗うつ剤
(35例) |
| 治療前 |
66.2±10.83 |
62.39±9.01 |
| 第2週 |
50.5±6.79 |
54.71±8.94 |
| 第4週 |
43.97±6.53 |
49.03±9.31 |
| 第6週 |
38.27±5.51 |
43.13±11.38 |
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