うつ病とは

うつ病とは抑うつ気分が根底にあり、それに伴って意欲の減退や思考の障害を起こし、さらに様々な身体的症状を呈する疾患です。不眠や食欲不振,自律神経、頭痛や腰痛、肩こり、胃の痛みの症状をはじめとした身体的症状は代表的な症状であり、これらに不安焦燥感を伴うのが一般的です。時には妄想を伴うこともあります。症状は普通一日の内で朝が悪く、夕方に改善してきます。
特徴的な症状として以下の9つがあります。
抑うつ気分 |
・・・ |
興味や喜びの喪失 |
・・・ |
食欲の減退または増加 |
睡眠障害 |
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精神運動の障害 |
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疲れやすさ・気力の減退 |
強い罪悪感 |
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思考力や集中力の低下 |
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死への思い |
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うつ病の特殊針通電療法

1970年代に中国で開発されたうつ病の特殊鍼法です。 頭部のツボに鍼通電刺激することにより、うつ気分、頭重感等その他症状を軽減させます。 近年、中国・北京大学とアメリカ・ハーバード大学の共同研究も行われ、その効果は証明されています。
頭部のツボ数ヶ所に鍼を刺し、微弱な電気を流します。また、症状により体のツボを用います。頭部低周波鍼通電療法は、電気刺激でビリビリするようなことはありません、頭部を指圧されるような心地良い感覚があります。
治療間隔は週に2〜3回の治療が効果的ですが、通院がなかなかできない方の場合は1〜2週に1度当院にて治療し、普段は自宅にてお灸をしていただくよう指導いたします。
症状改善後は定期的な治療(月1〜2回)や自宅での灸療法続けて頂くことで症状をコントロールできるようにします。
頭部低周波鍼通電療法の有効率は70%以上で、抗うつ剤(三環、四環、SSRI等)と同等の効果があることが証明されています。うつ症状の中でも特に焦燥感(イライラ、不安感)身体症状(、頭重感、ふらつき、神経痛等)に効果的です。
抗うつ剤のような副作用(ふらつき、頭痛、吐き気、口渇、便秘等)、安定剤のような依存性はありませんし、電気ショック療法(電気けいれん療法:ECT)のような、けいれんしたり、記憶障害を起こすこともありません。抗うつ剤の効きにくい方や、副作用の出やすい方、産後の方、また頭重感、肩こり、腰痛、神経痛など身体症状が強い方にはお勧めします。
うつ病の特殊針通電の研究文献
中国における針治療による研究を紹介しています。
自宅での灸療法について
当院での治療を受けない日には、自宅にてお灸をしていただくように指導いたします。 主に頭部のツボや症状に合わせていくつかのツボにそれぞれ毎日2壮(回)程度すえてもらいます。
心地よい暖かさが頭や目の奥に伝わっていくのが分かると思います。
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百会の灸 百会穴は精神を安定させるツボです。 不眠、頭痛、めまいなどに効きます。 自律神経の調節、全身筋肉を緩める作用もあります。
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印堂の灸 印堂穴も精神を安定させるツボです。 百会とほぼ同じ効能があります。
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症例
| 患者 |
男性 34才 営業 |
| 主訴 |
気分の落ち込み、焦燥感、不眠、慢性的な疲労感が3ヶ月くらい続いている |
| 状況 |
3ヶ月くらい前に慢性的な疲労、脱力感があり、寝つきが悪い、記憶力が悪く、集中力がない。時々焦燥感があり、怒りっぽくなり、めまい、耳鳴り、食欲不振、肩こりなどがある。この1週間特に気分の落ち込みが激しく、疲労感とひどい肩こりがある。 初診にてSDS70点 SAS61点で、中等度のうつ状態、中等度の不安状態であった。 |
| 治療経過 |
頭部低周波鍼通電を開始する。最初の1週間は5日間連続で治療し、第2週〜第4週は週3回、第5週以降は週2回のペースで治療をした。また、自宅でのお灸を毎日行う。
第1週目は大きな改善は現れなかったが、第2週目ころから徐々に落ち込みの波の幅が小さくなってきたように感じ、肩こり等身体症状も軽くなってき始める。 第4週以降治療ごとに気分の落ち込む波が小さくなり、また落ち込みの回数が少なくなってきた。肩こり、めまい、耳鳴りなどほぼ消失した。 第8週目にはSDS51点、SAS
41点になり、治療を終了とした。現在自宅でのお灸を続けている。 |
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SDS・SAS評価判定
| 点数 |
判定 |
| 71点以上 |
重症 |
| 61〜70点 |
中等度 |
| 51〜60点 |
軽症 |
| 50点以下 |
正常
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| 患者 |
女性 30才 デパート勤務 |
| 主訴 |
気分の落ち込み、息苦しく、胸がつまる感じがある、涙がすぐでてくる、肩が凝っている |
| 状況 |
結婚後、仕事と家庭内の仕事に追われていた。最近、精神的に不安定で、ちょっとしたことで動揺し涙がでてくるようになる。2週間前に心療内科にて疲れからきているのではないかと言われ、抗うつ剤を服用するように勧められたが、妊娠を希望しているためしばらくは服用はしないで様子をみることにした。
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| 治療経過 |
当院にて特殊中国針治療を始める。最初3回は連続で治療を行い、その後は週1ペースで10回ほど治療を行った。治療5回目くらいから肩の凝りがとれてきて、ちょっとしたことでは涙がでないようになってきた。行きつけのマッサージ屋さんに肩のこりが以前よりもはるかに柔らかくなっていると言われる。 現在は、身体に疲労がたまった時に当院にて月1〜2回程度治療を継続している。
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